生垣を利用する事によって、その家の庭、敷地等がまた違った見た目となるだけでなく、通行人からの視界を上手にさえぎって貰う事もできる為、庭の中等をのぞかれてしまうという心配も減ります。
また強風を予防したり音をさえぎったりする効果も期待できる為、結果的には家を守ったり静かな環境を作ったりする効果も期待できる為、充分利用する価値はあると言えます。
地域によっては街の市景100選等に選んだりする事もあり、きれいに手入れをしているという人も決して珍しくありません。
ただ生垣にする為にはどんな庭木でも良いかと言ったらそうではないので、その点については良く理解しておく必要があります。
では・・どんな庭木が生垣に適している
常緑樹であること
落葉樹であった場合には、冬の時期には葉っぱが落ちてしまい生垣としての防音・防風・視界をさえぎる効果がなくなってしまいます。
刈り込みに強い庭木であること
生垣にする樹木は最低でも年に1回は刈込み剪定が必要になってきます。そのため形を整える必要があるため強い剪定をすることになりますので強い刈込み剪定をしても枯れないということも条件になります。
病害虫に強い庭木
生垣は、外側から見えないためにも枝を密にする必要があります。枝を密にするということは、風通しが悪くなり病気や害虫にかかりやすいということです。ですから庭木が病虫害の弱い樹種ですと、すぐに枯れこんでしまいます。
生垣にする庭木で人気のあるものは
生垣にするものとして、最近では葉っぱに特徴のあるものを植えている方が多いようにおもえます。オウゴンマサキ・ベニバナトキワマンサク・レッドロビン・キンメツゲ・プリペッドなどいろいろあるとおもいます。
あとは、花の咲くものとしてサザンカ・トキワマンサク・アベリア・キンモクセイ・カンツバキ・ドウダンツツジなどがあります。ドウダンツツジな落葉樹ですが、枝を密にすると冬でもとてもキレイで目隠し効果があります。
生垣の定番としては、ツゲやマキノキ・レッドロビンなどがあります。ツゲなどもキンメツゲなどは春の萌芽時期には黄金色になる芽を吹きますのでとても人気があるようです。
スカイペンシルなどは面白い形をしているので洋風のお家にはとても似合うようなきがします。また、コニファーなども使い方によっては、おもしろいですね。ただ高さを決めて剪定していかないと5m以上にもなって手に負えないようなお家もみかけますね。
得意のレッドロビンですが、私はあまり良い印象を持っていません。なぜか、病気(ごま色斑点病)にかかり結構枯れこんでいるものをよく見かけるからです。
手入れが楽?な生垣にしたいなら
手入れが楽な生垣を植えたいという方が多いと思いますが、そういう方ははっきり言って生垣にはしない方がいいと思います。
生垣の剪定は1年に1回程度でも十分ですが、夏から秋にかけてかなり枝が伸びてしまう事があるので、気になる部分はこまめにカットしておく方がより美しい見た目にする事が出来ます。
このような管理ができないと、毎年毎年・・手入れをするのは難しいと思います。結構新しいお家で生垣の管理ができていないで、ボサボサになっているのをみかけるからです。
もしこのくらいの手入れができないのであれば、生垣ではなく手入れのいらないフェンスなどにしたほうがいいでしょう。