住宅の1階部分や、庭の様子を周囲から見えないようにするには、生垣やフェンスを使うのが一般的です。どちらの方法を目隠しとして使うかについては、完全に好みで構いません。両者のメリットや違いを見て、判断してみましょう。
フェンスの目隠しメリット・デメリット
まず、フェンスの特徴ですが、設置場所に合わせて作られたり、既製品から選んで設置しますので、理想とするサイズで初めから設置しやすいメリットがあります。品質にもよりますが、雨風に強く、手入れがし易いのが特徴です。
形状が格子状になっているため、完全な目隠しとしては効果が弱まります。しかし、人の侵入を外側から監視する場合には、格子状の隙間が役に立ってくれます。
デザインが非常に豊富なのも優れた部分です。アルミ製のものを選ぶと、スタイリッシュな見た目になります。アルミを鋳物として加工したものなら、格子部分を様々なデザインに仕上げることができ、他とは違った個性的なフェンスになります。
ナチュラルな雰囲気を出したいなら、木粉入りの樹脂で作られたものがおすすめです。植物を周囲に植えることで、ナチュラル感がさらに増します。スチール製のものは一般的によく見られるものです。格子の部分が細めで、風通しが良いというメリットがあります。
面白みのないデザインに感じられがちですが、向こう側が透けて見えやすい特徴を活用して、植物やエクステリア用品を設置するなど工夫すると、雰囲気ががらりと変わります。
生垣の目隠しメリット・デメリット
生垣は木を植えて目隠しをする方法です。葉が生い茂るタイプの木をたくさん植えると、高い目隠し効果が得られますが、植物ですので、望みどおりの高さや幅の調整に手間がかかります。
自然な雰囲気にしたい場合には最適な設置物です。和風な建物との相性が良くなっています。洋風でもナチュラルな雰囲気に仕上げられます。
好きな木を植えられる楽しみがありますが、成長とともに枝が伸びますので、定期的に剪定をする必要があります。素人が剪定を行うと、見た目が悪くなるなどの手入れの難しさを持っています。
生垣とフェンス目隠しどちらがいい・・・まとめ
手入れが簡単で気軽に目隠しをしたいなら、フェンスの方がおすすめです。隙間の少ない製品を選べば、敷地内を見られる心配が減りますし、透けて見える製品でも植物などを内側に設置することで、見えないように調整が可能です。
しかし、生垣は木の種類によって高く成長させることができますから、高層階からの視線を防いだり、こちらから見なくて済むメリットを持っています。
生垣は、植えてから目隠しとして機能するまでに時間がかかります。また毎年の剪定が必要になりコストが安いようでもそのあとに、毎年業者にたのむのであれば数万円かかります。