刺されると痛い!イラガつきやすい木、駆除と予防法

庭木の病害虫

イラガは、庭木に付く害虫としてとても身近ですが、触っただけでも激しい痛みやかゆみ、炎症を起こす厄介な害虫です。

そんなイラガが、どんな木につきやすいかご存知でしょうか。

イラガがつきやすい木や、付いてしまったときの駆除方法、予防方法についてまとめてみたいと思います。

イラガとは

 

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イラガはチョウ目イラガ化の昆虫で、成虫になると約3cm程度の蛾です。

成虫は、何も食べないので植物の食害もない昆虫ですが、幼虫は有毒で、触れると鋭い痛みが起きたり、皮膚の炎症を起こしたりする害虫です。

イラガの幼虫は、ウミウシのような形をしていて、体長1.5~2.5cmほどの明るい黄緑色や褐色、体表には棘があります。

棘から有毒の液体を分泌するほか、卵の中にいる孵化前の段階でも毒を持つため、卵をつぶすことでも皮膚の炎症を起こすことがあります。

ヒロヘリアオイラガなどは、繭も有毒です。

幼虫に触ってしまったときは、すぐに幹部を流水で洗い流し、テープで皮膚に残った棘を取り除いてから、ムヒ、コートf軟膏など、ステロイド配合の市販薬を塗りましょう。

5日ほど市販薬を使っても症状が軽快しない場合は皮膚科を受診しましょう。

過去に毛虫に何度も刺されている場合など、まれにアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

刺されたあと、嘔吐・腹痛・大量の発汗・呼吸困難が出たら、速やかに受診が必要です。

発生時期は7~11月で、越冬したサナギが孵化して産卵、夏から初秋にかけて、幼虫が発生しやすくなります。

毒による痛み・炎症という被害だけでなく、群生する幼虫による、植物の食害も起こります。

イラガが付きやすい木

イラガは雑食性で、「イラガが付かない木はない」と言われるほど、あらゆる樹木につきます。

特にイラガがつきやすい木

  • カキ
  • サクラ・ウメなどバラ科の樹木
  • モミジなどカエデ科の樹木
  • ヤナギ
  • キンモクセイ・ヒイラギモクセイなどモクセイ科の樹木

それ以外にも害虫が付きにくいとされる、シマトネリコやギンヨウアカシア(ミモザ)、オリーブなどでも発生がみられるので、樹木を植えている場所ならどこにでもいると考えていいかもしれません。

イラガがついた木の見つけ方

夏から秋にかけて、白く色が抜けたようにかすれている葉はイラガの幼虫の吸汁被害に合っている可能性があります。

イラガの幼虫は、孵化したての段階では、葉の汁を吸って成長し、大きくなると、葉の葉脈を残して葉肉を食べてしまうので、なるべく早い対策が必要です。

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冬期に枝についた繭は、卵型で茶色やうずらの卵のような白の斑模様をしていて発見が容易です。

繭はしっかりと枝についているので、ヘラなどでこそぎ落とすか、枝ごと切って袋に入れて処分しましょう。

孵化後の繭が残った木も良く見かけますが、そういった木はイラガが好んで産卵している木なので、定期的に薬剤散布などの対策をとります。

イラガの駆除と予防対策

イラガの幼虫を見つけたら捕殺が基本ですが、絶対に素手で触れてはいけません。

作業中に落ちてくることも考えられるので、なるべく長袖、手袋を着けて駆除作業に当たりましょう。

イラガの幼虫の駆除

必ず割り箸などで捕まえて、殺虫スプレー(「フマキラー プレミアム」・「ベニカJスプレー」など)や熱湯で駆除します。

吸汁痕の状態で見つけられれば、まだ幼齢幼虫で小さく群生しているのでついた葉や枝ごと切り落として、密閉して破棄できます。

イラガの幼虫が分散してたくさんついている木は、木全体に殺虫剤を撒きましょう。

高い木には、「ベニカJスプレージェットタイプ」のように、噴霧力の強いすぷれーがおすすめです。

何度もイラガが発生している木には、「スミチオン乳剤」のような希釈して噴霧する殺虫剤が便利です。

定期的に散布しておくことで、予防にもなります。

速効性はありませんが、予防的駆除方法として、「オルトランDX」など浸透性の殺虫剤を根元に撒いておく方法もあります。

予防

「スミチオン乳液」などでの予防も、産卵・孵化のタイミングによっては効果が薄い場合もあるため、定期的な薬剤散布と、こまめに目視で見つけ次第捕殺が確実です。

新しく庭木を植える時に、繭がついていないかチェックすることも大切ですが、「どんな木にもイラガは付くもの」と考えておく方がいいでしょう。

枝葉が混み入った木では、葉の状態や卵・幼虫を見つけにくいため、定期的な剪定で見通しよく保つことも害虫対策になります。

まとめ

イラガはカキ・サクラ・キンモクセイなど、人気の高い庭木にも付きやすい害虫だということが分かりました。

刺されると厄介なので、大人はもちろん、お子さんやペットが庭で遊ぶというご家庭は特に注意が必要です。

観察と早急な捕殺などの対策で、被害が広がらないように気をつけましょう!