ヒメシャラの木付く毛虫はなに?その対処・駆除方法は

庭木の病害虫

ヒメシャラとはツバキ科の木です。

 

大体6月頃に白い花を咲かせる木で、なるべく日当たりの良い所に植えますが、ただ夏の直射日光には弱い為、西日が強く当たる場所は避けて植えます。

 

手入れ自体はそれ程しなくても良い木で、剪定等の必要も殆どありません。

 

一般的にヒメシャラは他の木に比べるとそれ程虫がついてしまうという事も有りませんが、時々毛虫が付いている事があります。

ヒメシャラにつく害虫それはチャドクガ

これはチャドクガの幼虫です。チャドクガは卵の状態の時以外は毒針毛を持っているため、とても危険です。その為放置しておく事は良く無く、発見した場合は駆除をする必要があります。

 

チャドクガ自体は一般的に1年に2回発生します。1回目は4月から6月、2回目は8月から9月辺りです。
また幼虫は大体4月頃に孵化して葉を食べ始める為、木の下等にも糞が落ちている事で発見する事も有ります。

 

ヒメシャラの木についているチャドクガの対処としては、やはり駆除をする方法が最も効果的です。重要なのは徹底的に駆除する事です。

 

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しかし前述した様にその毛には毒があるため、素手で触る事はとても危険です。一般的に毛虫の状態の時は葉の裏に隠れている場合が多い為、それだけを取り除くのではなく、付着している葉ごと取り除いてしまいます。

 

ただこの時にもしかしたら毛が飛び散る可能性もあるため、そのままの状態で駆除してしまうと肌に毛が付着してしまう可能性も0ではありません。

ヒメシャラにつく虫チャドクガを専用のスプレーで駆除

安全に駆除する為にも、専用のチャドクガを固める効果があるスプレーを吹きかけてから駆除します。

 

また、既にヒメシャラの木全体に存在している場合は、葉だけを取り除く方法では追いつかない場合も有ります。その場合は駆除する効果のある薬を散布したり、農薬を利用する方法が一般的となっています。

 

ただ薬を使う場合はその薬剤が肌に付着してしまうと思わぬ影響を及ぼしてしまう事も有るので、特に幼児がいる場合は薬の効果が続く間はヒメシャラの木には近づかせないようにします。

チャドクガ駆除の薬を散布する時のポイント

薬を散布する時のポイントは、出来るだけ葉の裏に重点的に散布するという事です。表面にはいない様に見えても、葉の裏にいる場合があるからです。

 

もう一つは1回散布しただけでやめてしまわないという事です。確かに1回の散布によって目に見えている状態の物は駆除する事が可能です。

 

ただそこに卵が付着している場合、大体薬の散布後1週間程度経過した時に孵化してしまう可能性があります。孵化した物もしっかりと駆除する為にも、薬の散布を行う場合は1週間間隔を開けて2回行う事によって、確実に駆除する事が出来ます。