ヒマラヤスギの剪定(散らし剪定・強剪定)時期・松ぼっくりの保存方法

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ヒマラヤスギの特徴は

ヒマラヤスギは、スギという名前がついていますが、マツ科の常緑針葉樹です。

ヒマラヤ山脈西部の、標高1500mから3200mの地域が原産地となっています。

成長のスピードが速く、大木になり、枝葉に強い香りがあります。

そして、ヒマラヤスギの大きな特徴は、松ぼっくりの大きさです。

2年型で、長さ6㎝から13㎝の松ぼっくりを実らせます。

この松ぼっくりが熟すと、バラのような形の先端部だけが落ちるため、シーダーローズと呼ばれています。

さらに建築材料として、耐久性や難腐敗性にも優れています。

他にも、その強い香りを利用して、石鹸の香料や家庭用スプレー、床磨き剤、殺虫剤、顕微鏡用洗剤などに利用されている点も、大きな特徴であるといえます。

ヒマラヤスギの散らし剪定の方法

ヒマラヤスギの手入れを行う場合、刈り込みそのものは比較的容易にできます。

しかしヒマラヤスギは成長すると数mから30mにも及ぶ高さにもなり、成長しやすい性質も持つため一般家庭では剪定せずにのばすのは近隣のことを考えると良くありません。

ですので、定期的に剪定を行う必要があります。剪定は、まず春と秋の2回を目安に行います。

剪定の際には、散らし玉にしたり円筒形にするのが一般的です。

散らし剪定の方法は、細い枝の部分は枯れやすいため残しても見栄えがよくありません。

ですので、この部分は根元から切り落としておきましょう。そして、揃った太さの枝をバランスよく残すことで仕立てていくようにします。

手入れの際には、小枝の数を減らして整えるようにすると良いです。

もしもヒマラヤスギの美しさをより重視するならば、夏前にも刈り込みを行うと良いでしょう。ヒマラヤスギは、比較的強い刈り込みに耐える性質を持っています。

成長しきったヒマラヤスギは、ゴンドラなどを使って登ってから手入れをするのは必須です。そのため、植木屋などの業者を呼んで手入れしてもらうのが一般的です。

ヒマラヤスギの強剪定の方法

ヒマラヤスギは、成長旺盛で日当たりのいい場所で育てると、通年大きく育ちます。

そのため樹形を整えるために、年に1回以上剪定が必要になります。

ヒマラヤスギの剪定作業は通年可能ですが、夏場に多くの葉を落とすような強剪定を行うと枯れてしまう事があるので避ける必要があります。

強剪定を行う適期は、成長が旺盛になる前の春先や、成長が衰える晩秋から初冬にかけての時期です。

ヒマラヤスギの強剪定の方法は、古い株や芽が込み合っている箇所を中心に大きく刈りこんで、新しい芽の成長を促すように切り込みます。

新芽も伸びすぎて樹形が乱れている箇所は、思い切って切る詰めて見た目のバランスを整えます。

剪定後にそのままにすると枝が落ちないので、強剪定の後にはよくはたき落とす必要があります。

ヒマラヤスギの剪定時期はいつがいいの

ヒマラヤスギの剪定時期は、芽が動く前の3月~4月頃に行うのが最適になります。

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ヒマラヤスギは、常緑樹の仲間で樹高は、10メートルくらいのものが多いですが、20メートルに達するものもあり1年に最低1回の剪定が必要です。

1年間に1メートル程度、枝が伸びるので伸びた枝を切り戻して形を整えるのに最適な時期になります。

あと、秋口の寒くなる前に剪定を行うといいでしょう。常緑樹や針葉樹は、夏の暑い時期、冬の寒い時期は剪定を行わないほうがいいでしょう。

実際に、上記の時期にも剪定は実施できますが、素人の方がおこなうと枯れる原因になりますのでプロにまかせるほうがよいでしょう。

ヒマラヤスギを剪定して枯れるのはなぜ考えられることは

まず、ヒマラヤスギとは山脈西部の温帯地方を原産地とする針葉樹のことです。

銀色のような葉と円錐形の美しい樹です。日本に渡来したのは明治時代のことでした。

学校や公園、工場などから日本全土に広がっていきました。ヒマラヤスギは日光を好み環境への適応力が高いうえ土地を選ぶことなく植えることができます。

一見、育てやすそうなヒマラヤスギなのですが剪定をする際に注意が必要です。

特に夏や冬の剪定です。前提として、剪定は樹木を平均的にしなくては枯れる原因になります。

剪定に偏りがある葉を残さず強剪定などをすると、栄養が均一に行きわたらなくなって枯れる原因の一つになります。

また、病害虫の発生とくにマツカレハなどの食害によって枯れてしまいます。

大きくなったヒマラヤスギは、剪定を行わないでいると枝先のほうは葉がありますが枝元のほうにいくと日が当たらないためよく枯れているの見かけます。

ヒマラヤスギの剪定動画あれこれ

ヒマラヤ剪定もいろいろな方法がありますのでご参考までに。

ヒマラヤスギの球果(松ぼっくり)の保存方法

松ぼっくりの中には虫や幼虫などが入っている可能性があるので、保存する前に必ず沸騰消毒で虫対策をする必要があります。

沸騰消毒は沸騰したお湯で煮る方法で、松ぼっくりを軽く水で洗ってから、沸騰したお湯で5分程度煮ます。

消毒が出来たらクッキングペーパーの上などで、十分に乾かして水気を飛ばします。

虫以外にもヒマラヤスギの葉などが入っている可能性もあるので、沸騰消毒や水洗いなどは良い状態で保存するうえで必要になります。

正しい方法で処理を行えば、10年程度の保存でも状態が劣化しにくくなり、良い状態で保つことができます。

消毒が完了して水気が乾いたことが確認出来たら、空いている箱などに入れておけば長期間の保存でも、良い状態で保つことができます。

保存場所は押入れなどの直射日光が当たらない場所が最適です。

箱に入れる際には乾燥剤や防虫剤なども一緒に入れておくと、松ぼっくりの劣化や虫の発生などを抑えることも可能です。