ヒバの剪定で良い時期はいつ

針葉樹の剪定

ヒバは、ヒノキ科の常緑樹です。緑が美しく、日当たりの良い場所だけではなく、半日陰でもよく育つため、庭木に良く使用されます。生け垣や目隠しの他、美しい円錐形に整えて、庭のアクセントとして植えられたりします。

 

爽やかな香りがあり、また湿気に強く、非常に腐りにくいという特徴のため、木材としても人気があります。生命力がとても強い木ですから、それほど世話をしなくてもしっかりと成長します。

ヒバは大きくなりやすから剪定が必要

特につきやすい害虫や、かかりやすい病気がないことも、育てやすい理由のひとつです。そのため、庭木の管理に慣れていない初心者でも、枯らすことなく、簡単に生育することができます。

 

ただ、その反面、とても大きくなりやすく、放っておくと、驚くほどの大木になってしまいます。最低でも年に一度は剪定して、高さを調整してやる必要があります。

ヒバの剪定時期はいつがいいの

剪定は、一般的には3月から10月にかけての暖かい時期に行います。初夏から晩秋にかけては、枝先の芽をつむことで、形や大きさの調整ができます。ただ、夏の暑い時期7・8月はさけましょう。

 

まず、生垣の手入れのポイントを見て行きましょう。生け垣の場合は、5月か6月に刈り込みを行って剪定すると、手入れがしやすいです。日が当たりにくくなると、枝が枯れやすくなってしまうため、密集しているところを中心にしっかりと行います。

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ヒバは年に一度は必ず剪定

いったん生垣の幅が広くなってしまったら、後から細く整えようとしても、「内側の葉が密集したところは、枯れたところばかりで、美しい緑がない」という事態になってしまいますので、幅が広がり過ぎないよう、年に一度は必ず剪定するようにしましょう。

 

年に二度行うなら、春と秋に行うと良いです。また、ヒバは、刈込みにとても強い木ですが、あまり強い剪定は好まない木です。大木から一気に高さを縮めたりせず、こまめな刈込をする方が良いです。それでは、生け垣ではない木の手入れのポイントを見て行きましょう。

ヒバの剪定のポイントは

内側の枯れ枝をまず、取り除きます。先に述べたように、密集しているところから、まず取って行きましょう。この時、幹や枝が透けて見えるくらいに、枝を間引いておきます。

 

次に、大体の高さを決めて、そこからはみ出る部分の枝を、ハサミで丁寧に落としていきます。細かな作業になりますが、切った枝から良い香でますので、それを楽しみながら、作業してください。

 

なお、刈込をしない冬の時期の1月ごろに、油粕などの化学肥料を足してやると、木が生き生きとしてきますよ。ご自分で刈り込むのは難しいと思ったら、業者に連絡しましょう。その場合も、3月から10月にかけての時期に連絡すると、無駄がありませんよ。