へびいちごは食べれるの?ヘビイチゴと野イチゴの違い

庭木の種類・知識

山や森等に多く生えているのが、へびいちごです。

 

赤くて綺麗な実が特徴的な植物ですが、食べられない植物として知られています。

へびいちごという名前の由来は

食べる事が出来ないかといえば、そうではなく、食べる事は可能です。ただ、食べれる、というだけで、味は美味しくありません。

 

その為、蛇にでも食べさせておけば良いいちごと言われていた為、この名前がついたとされています。

 

この蛇に食べさせるいちごというのは、中国での由来の話で、日本では蛇が多く生息する場所に自生しているいちごという意味から、この名前がついています。

 

ですから中国と日本では名前の由来が少し異なりますが、中国でも日本でも、人が食べる事は滅多にないいちごとなっています。

虫刺されやかゆみ止めの薬として期待出来る植物

ただ、食用としては活躍する事のない植物ですが、焼酎につけておくと、解熱や神経痛の薬として、更に虫刺されやかゆみ止めの薬としての効果を期待出来る植物となっています。

 

ですから、食用に向かないだけで、加工の仕方によっては、利用価値のある植物となります。へびいちご自体は、野イチゴの一種となっています。

 

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他の種類は、美味しく食べられる物が多く、その見た目も大きく異なります。へびいちごは、赤い球体の表面に、赤くて小さな粒がとても多くついている事が特徴となっています。

 

この小さな粒はそれぞれがくっつかないように距離を保った状態でついています。

野イチゴの特徴

それに対して、食べる事が出来る野イチゴの場合、表面の粒のひとつずつが大きめで粒同士が密集した形になっている事が多くなっています。

 

粒のひとつずつが大きめの為、とてもみずみずしい印象を与える実が多くなっていますが、中には、くさいちごのように、小さな粒が密集した形になっているものもあります。

 

ただ、食べる事が出来るいちごの場合、粒同士が密集した形になっており、似ているようで、その見た目は異なります。食べる事が出来るいちごかどうかは、粒の大きさ等で判断していく事がおすすめです。

花で見分けよう野イチゴとへびいちご

こうした食べる事が出来る野イチゴの特徴のひとつに、花が白いという事があります。白い花が咲いた後に、赤い実をつけているのであれば、美味しく食べられる可能性が高くなります。

 

それに対して、へびいちごというのは、黄色い花の後に赤い実をつけます。ですから、花の段階から見ていれば、食べる事が出来るかどうかを判断する事ができます。

 

へびいちごというのは、食べる事が出来ないという訳ではありませんが、美味しくはないので食用には向きません。