グランドカバー踏みつけに強い種類やハーブ・日陰でも育てられる植物

グランドカーバー

芝生の管理は意外と手間がかかりますが、グランドカバーになる植物を植えておくと、おしゃれで、植えっぱなしでもお世話いらずになります。

こちらでは、グランドカバー踏みつけに強い種類やおすすめのハーブ、日陰でグランドカバー向けの植物をご紹介します。

グランドカバーのメリットとデメリットも一緒に説明しますね。

グランドカバーに向いていて踏みつけに強い植物5選

グランドカバーを庭に植えようとしても、種類が多くて迷ってしまいますよね。

縦に伸びるタイプ、這うように育つタイプ、耐陰性が優れている物など様々な種類があります。用途によって使う種類が違ってくるので、使いたい庭の環境にあった植物を植えたいですね。

踏みつけに強くてグランドカバーに向いているおすすめの植物を5選集めてみました。

ヒメイワダレソウ

クマツヅラ科のイワダレソウ属のヒメイワダレソウは、踏みつけに強く成長も早いためグランドカバーに向いていて、春には白くて可愛らしい花を咲かせてくれます。

一株植えておけば、元気に伸びていくので広範囲をカバーすることができますよ。冬には枯れてしまいますが、暖かくなったら自然と復活します。

ディコンドラ

ディコンドラはヒルガオ科ディコンドラ属の常緑の多年草の植物で、葉っぱの形がハートの形をしています。

踏みつけに強くて、日掛けでも元気に育つので初心者向けです。冬には地上部を枯らして、越冬して春になったらたくさん芽吹きますよ。

リシマキア

サクラソウ科の耐寒性宿根草になります。ほかの植物にはない綺麗な黄緑色の葉を持っています。春には黄色の花が咲いて、庭を華やかにしてくれますよ。

高い耐寒性と耐陰性を持っているので、どんな所でも育てることができます。

タマリュウ

キジカクシ科の常緑多年草で葉が細長く、ふさふさとした印象の植物です。

和風の庭から洋風の庭まで使えるので植えるだけで印象がガラッと変わっておしゃれになりますよ。

踏みつけに強くて、グランドカバーに向いています。

ヤブラン

ユリ科の植物で、細長い葉が特徴で種類によっては葉に斑が入るのもありとても美しいですよ。リリオペという別名もあります。踏みつけや乾燥に強くて耐陰性にも優れているので、どんな環境でも育てることができます。

8月頃に紫色の花が咲くので、季節を通して楽しめますね。

グランドカバー踏みつけに強いハーブ5選

踏みつけに強いグランドカバーに強い植物はたくさんありますが、料理などに使えるハーブもグランドカバーに向いています。

ハーブは育てやすく料理にも使えて、いい香りがするのでグランドカバーでも人気があります。

踏みつけに強くてグランドカバー向きのハーブ5種類ご紹介しますね。

ノンフラワーカモミール

ノンフラワーカモミールはキク科のハーブで、花は咲かないですが爽やかないい香りが広がります。原産国のヨーロッパでは香りの芝生として親しまれているようです。

よく増えて耐寒性に優れているので、霜にあたらないようにすれば初心者でも育てやすいですよ。

レイタータイム

レイタータイムはシソ科で、クリーピングタイムをグランドカバー用に品種改良されたハーブになります。

踏みつけに強くて、踏みつけた場所から控えめですがいい匂いがしますよ。

風通しが良ければどこでも、元気に育ってくれます。

ミント

ハーブと言って真っ先に思い浮かべるのが、デザートに使われるミントではないでしょうか。ミントはシソ科ハッカ属のハーブで、繫殖力がとても強く、種類によっては春に小さくて可愛い花が咲きます。

寒さに弱く、冬になったら枯れてしまいますが春には沢山増えてきますよ。

爽やかな香りは嫌ながいちゅうが寄ってこない効果も期待できるのは嬉しいですね。

ローズマリー

肉や魚料理の臭み消しやアロマオイルによく使われているローズマリーは、シソ科の植物でほふく性の種類ならグランドカバーに使えますよ。春先には薄紫のかわいらしい花を咲かせてくれます。

ワイルドベリー

ワイルドベリーはバラ科のハーブで、よく繫殖して小さな実をつけてくれます。ワイルドベリーはイチゴの仲間なので見は食べられますよ。

繫殖力が強いので、適度な間引きが必要になりますが、地面の浅い所に根を張るので抜きやすいので管理しやすいです。

踏みつけに強くて日陰でも育てられる人気の品種5選

日当たりが悪く、植物を植えてもうまく育たなくてデットスペースになっている場所はありませんか?

実は、日陰でも育てられて踏みつけに強く、グランドカバーに向いている品種もあります。

耐陰性に優れた人気の品種5種類を紹介します。

アジュガ

シソ科のキランソウ属の植物で、カラーバリエーション豊富で沢山の園芸品種が流通しています。

ほふく性の性質があるので、這うように広がっていきます。

日当たりがいい場所に植えてしまうと、弱ってしまうので、日陰のグランドカバーに向いています。

ハツユキカズラ

キョウチクトウ科の常緑多年草で、葉に赤と白のまだら模様が入る品種です。耐陰性に優れていて、日陰でも綺麗に育ちます。這うように育ち踏みつけにも強いのでおすすめです。

病害虫にも強く、手間もかからないので放任でもよく育ちますよ。

アイビー

ウコギ科のヘデラ属つる性植物で、葉の色が綺麗なグリーンでおしゃれなカラーリーフです。

暑さ寒さに強く、日陰でもグングン成長していきます。壁や地面を這うように成長し、植えっぱなしでも枯れない非常に強い性質を持っているので、初心者でも安心してグランドカバーに使えますね。

アサギリソウ

キク科ヨモギ属の植物で耐陰性に優れています。ほかの植物と違って葉に産毛のような物が生えているので葉色がシルバーグリーンに見えるのが特徴です。

冬には枯れてしまいますが、春になると綺麗な葉を沢山生やしてくれますよ。

エゴポディウム

セリ科 イワミツバ属の植物で、斑が入った淡いグリーンが特徴になります。地下茎でぐんぐん伸びていくので、広範囲をカバーできて手間いらずなので人気があります。

耐陰性に優れているので日陰でも元気に育ってくれますよ。

グランドカバーのメリットデメリット

芝生の代わりになって、庭をオシャレにしてくれるグランドカバーですが、芝の代わりになる以外にもメリットはどの様なものがあるのでしょうか。また、どんなデメリットがあるか調べてみました。

グランドカバーのメリット

グランドカバーのメリットは、

  • 雑草の処理が楽になる
  • 泥はねなどがしなくなり、庭が綺麗に保てる
  • 季節によって花が咲くので庭が華やかになる
  • 夏は蒸散作用で涼しくなる

グランドカバーを植えておくと雑草が生えにくく、処理も目立つ雑草を抜くだけなので面倒な雑草処理が楽にすみます。

雨や水やりで地面がぬかるんでいると、泥が跳ねてしまい汚れやすくなってしまいます。グランドカバーを植えると泥はねが軽減できますよ。

他にも綺麗な花が咲いたり、夏の暑さを和らげてくれる効果もあります。

グランドカバーのデメリット

メリットが多いグランドカバーですがデメリットもあります。

適度に剪定や間引きをしないと、繫殖力が旺盛なので庭が植物だらけになっていきます。

そのまま放置してしまうと、夏の暑さや梅雨の高温多湿により、株が腐ってしまったり、見栄えが悪くなってしまったりとトラブルの原因になりやすいです。

厄介な病害虫が発生してしまい、ほかの植物にも影響が出てしまう場合があるので、適度に間引きをしましょう。

グランドカバー踏みつけに強い種類や、ハーブ、日陰でも育てられる植物5選のまとめ

グランドカバー踏みつけに強い種類や、グランドカバーの管理方法やメリットやデメリットのまとめは、

グランドカバーに向いていて踏みつけに強い植物を使うと、ペットや子供が踏みつけても綺麗なグランドカバーを維持できます。

常緑の植物をグランドカバーに使うと季節関係なく心安らぐ緑が庭に広がりますよ。耐陰性が優れている植物を使うと日陰でもグランドカバーにして楽しむことができますね。

メリットばらけのグランドカバーですが、デメリットは無尽蔵に伸びてしまうので、適度な間引きや剪定をするようにしましょう。

踏みつけに強い植物を使って素敵なグランドカバーを維持したいですね。