ゴールドクレストの剪定するとイビツになるどうすればいい

庭木の剪定
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ゴールドクレストは針葉樹で園芸用に開発された品種です。黄緑色の明るい印象が、冬の庭先を華やかに演出してくれるので人気があります。

 

ゴールドクレストは表面と同様、内側部分の枯れ木をきちんと取り除いてあげることが大切です。枯れた葉を残したままにしておくと、中から虫がわいたり、病気にかかり腐ってきたりすることがあります。

ゴールドクレストの剪定時期はいつがいい

この木の剪定時期ですが、真夏の暑い時期には木全体が弱っているので避けましょう。年に2回するのであれば、新芽がでる4月~5月、葉が伸び切った9月~10月が適しています。

 

ゴールドクレストはそのままにしておいても、自然と上へ円錐状に伸びていく品種ですが、樹高を高く育てたくない場合は定期的に剪定が必要となってきます。

ゴールドクレストの剪定の方法

剪定のしかたはまず、葉先を1センチくらい摘み取ります。円錐形を崩さないよう、木全体のバランスとボリュームをよく見ながら、すべての葉先を丁寧に摘むようにします。

 

ゴールドクレストは金属を嫌いますので、手間がかかりますが手で摘み取ったほうが良いでしょう。新芽がどんどん生えている葉の柔らかい時期に摘んであげると、摘んだところはまたすぐに新芽がつまって生えてきれいに伸びていきます。

 

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もし剪定の時期を逃してしまった場合ははさみなどで整えてあげるのですが、このときすでに葉先が固くなってしまっているのであれば、根元まで刈り込んでしまうと木が枯れてしまいます。

 

この場合は適度に葉を残しながら剪定するようにします。また順調に育ってくると、なかには頂点が2~3本に分かれながら生えてくることがあります。そのままにしておくと頂点が2つに分かれて伸びて行ってしまいます。

 

そのような場合は、勢いのある1本を残し、後は根元から切っておくと形が崩れずにすみます。

形よく円錐形に剪定・育てるコツ

形よく育てるには、苗木のころからこまめにわき芽を取り除き、飛び出た枝葉が出ないように気を付けることがきれいな円錐形に育てるコツです。

 

伸ばす高さの頂点を決めてその下の部分のバランスを考えながらお手入れを続けてあげれば、整った美しい状態のまま生育させることができます。冬の花壇や街を彩ってくれるこの樹木は残念ながら日本の風土に適した樹木ではありません。

 

原産地はカリフォルニアなので、日本とは気候も生育条件もだいぶ違います。また、この樹木の品種は湿気に弱く枝葉が腐りやすいので、大木まで育ちにくいといった難点があります。ゴールドクレストを大きくきれいな状態で育てたい場合は、こまめな剪定と湿気のたまりにくい生育環境を整えてあげることが一番大切なことです。