エニシダは5月ごろに黄色い花をつけ、最長約2メートル前後まで育つ落葉低木です。原産国はヨーロッパになります。
成長が早く、1年を通して枝が伸びるスピードが速いため、毎年の剪定を忘れないように注意が必要です。
エニシダを育てるにあって注意すること
エニシダを育てるにあって、挿し木として利用する事ができます。成長が早いため、簡単に挿し木にする事ができます。
また、寒さに強い植物なため、日中でも手軽に育てる事ができます。庭に直接植えるのであれば、頻繁に水分や栄養剤を与える事が無いように注意が必要です。
特にエニシダの場合は、成長過程で伸びすぎた枝葉は枯れやすく、枝の強度も弱いため折れやすい特徴があります。
エニシダの剪定時期
成長に伴い全体的に大きくなり過ぎてしまった場合の方法として、樹冠部分にある枝などが成長をし過ぎた枝を剪定するようにしましょう。また、この樹冠部分には成長途中の若く短い枝も集まっているため、傷つけないように注意が必要です。
樹冠とは、一番上の場所の事を指しています。樹木の形状やサイズを変えたい場合に特に重要になる剪定部分になるため、覚えておきましょう。
樹幹部の剪定で形を整える
そのほかの注意点として、剪定する時期にも注目をし、どの枝に花芽を付けさせたいかを決めてから行う事が重要です。
特に花芽を付けたい部位をどの程度残しておくかによっても、樹木全体の成長に変化をもたらします。
残した枝へ花芽を付けたい場合には、必ず5月以降の開花後に行うようにしましょう。一番適した時期は5月下旬から6月に行う事です。
剪定にもいくつか種類があり、それぞれの植物に適した方法で行う事が重要です。
エニシダの剪定は刈込みと透かし枝
エニシダの場合では、刈込みと透かし枝の2つの方法で行いましょう。刈込みのの基本は、専用バサミなどを使用して、形や高さを整える為に行います。
刈込みを繰り返す事で、葉や花芽などの密集度が高まる特徴があります。ただし、この方法だけを行ってしまうと、樹冠部分が密集してしまい植物の成長を妨げる可能性があります。そのため、密集がしやすい部分は、観察をし必要であれば行うようにしましょう。
透かし枝方法を行うにあたって、必ず切り落とす枝を決めておく事が大切です。形がいびつであれば、何度か行いましょう。
透かし枝の特徴は、葉や枝へ十分な光があたり、成長を促進されます。そのため、成長があまり進んでいないという方は、早い段階での対処法を考える事が必要です。また、枝が絡んでしまい、見た目などが目立ってきてしまった場合も再度行いましょう。