クランベリーはとても水分を欲する植物で鉢栽培がおこないやすい植物です。強い日差しが苦手で、程よい日当たりで涼しい環境を好みますので、室内でも育てることが可能です。
クランベリーは暑さに弱い
クランベリーは、もともと沼地に生えている植物で、赤い果実が可愛らしいため、アメリカでは観賞用に、カナダでは食用として栽培されてます。
栽培に適した気候は冷涼地です。そのため、7月と8月の猛暑の時期には部屋の中の方がむしろ育てやすいです。日本の場合は、東北や北海道、長野県の高原地帯のような夏でも涼しい場所が適しています。
温かいところで育てると高温と害虫により枯れる危険が高まるため、むしろ関東地方などで育てるには年間を通じて室内で栽培した方が良いでしょう。
クランベリーの土作り
さて、早速育て方ですが、最初に土作りをおこないます。クランベリー栽培に適した土は、ピートモスかブルーベリー栽培用の土を使用します。
クランベリーの場合は酸性の土と、冷涼地の湿地の環境が必要です。具体的には、ピートモス3と砂1、腐葉土0.5の割合で混合して、この土の中にクランベリーの苗木を植え付けます。植え付けの時期は11月か、2月から3月頃が良いです。
クランベリーの茎はとても長く生長しますので、ハンギングバスケットのような背の高い鉢で栽培すると良いでしょう。
クランベリーの病害虫と水やり
食用にする場合には、衛生面と病害虫に気をつけるようにしましょう。
クランベリーにはアブラムシやカイガラムシが付くことがあるので注意して観察し見つけ次第取り除きましょう。また、クランベリーはとても水を好む植物ですので毎日水をたっぷりとあげるようにしてください。
水涸れをすると枯れてします。目安としては冬季は3日に1回、肌寒い季節は2日に1回、春秋の暖かい季節には毎日、夏の暑い時期には朝と夕刻の2回の水やりが理想です。
クランベリーの剪定と肥料
株が蒸れて弱ることがあるので剪定をする必要があります。花芽が付いていない枝を選んで剪定しますが、剪定の時期としては5月頃がおすすめです。内側に日当たりが良くなるように選定するのがポイントです。
本来であればミツバチなどが受粉してくれますが、室内で育てている場合は人工で十分をおこなうようにしましょう。
最後に、秋なりクランベリーの実が赤くなったら収穫の時期です。クランベリーの果実にはビタミンCが豊富に含まれていて美白効果があります。クランベリーは生では食べられませんので、火を通して砂糖などで味付けをして食べます。以上を参考に、元気なクランベリーを育ててみてください。
肥料については、有機質肥料を与えますが、花が終わった頃の8月から9月頃に少しずつ与えるようにします。