プライバシー保護を考えると、家の前に目隠しを作るのは妥当な選択でしょう。ただこの時にブロックを並べた塀などを用いると、殺風景で味気ない印象になりますね。
やはりコニファーのような樹木を活用して通行人の目から見てもやさしい自然の目隠しを作るほうが、見た目的にもセンスのいい方法といえるのではないでしょうか。
ただコニファーは成長する樹木なので、ブロック塀と違って将来的な事も考慮に入れて植えなくてはいけません。
何も考えずに漠然と間隔を決めて植えてしまうと、大きく成長した後でイメージ通りではないと気づいて修正するにしても、植え替え作業などはとても大変だからです。
あなたは、手入れにどの程度時間をかけられますか?
ではどのように樹木間の距離を決めるのがいいかというと、お手入れにどの程度時間を割けるかが大事なポイントになってきます。
基本的に生垣にしたい場合のコニファーは80センチ程度の間隔で植えていくと、正体的に理想的な生垣になると言われています。
80センチよりも間隔が小さいと成長した時に個々の葉が必要に重なり合ってしまうので、窮屈そうな印象を与えてしまうからです。植えてすぐの頃は生垣の隙間から中が見えることもあるでしょうが、しっかりと成長するまで我慢しましょう。
コニファーの隙間がきになるようなら・・・
隙間がどうしても気になる時は、樹木が成長するまで風の影響で倒れないように支柱をつける必要があるので、支柱も含めた目隠し方法を考えるのが妥当です。
例えば、低木を植える方法や簡単な木製のフェンスを設置してみるなどの方法があるのではないかと思います。
ただ生垣のお手入れを頻繁に行えない人は、80センチよりももう少し広めの100センチで対応するのがおすすめです。理由としてはコニファーは大きく成長していくと、葉振りが最大3メートルにもなります。
さすがにそこまでお手入れしない人はいないでしょうが、定期的に伸びた枝を切り揃えていかないと重なり合っている葉が茶色く変色し枯れてしまいます。
コニファーの剪定と高さの管理は必ず必要です
緑が綺麗な生垣の中で枯れてしまった部分があるととても目立ちしますし、見た目にも美しくありません。こまめに剪定できないと判断する場合は、その間に伸びる枝の距離も考えて間隔を広げておくのが生垣を美しく見せるコツです。
またお手入れと同様に考慮したいのが、どの程度までコニファーを育てるかということです。この樹木は最終的に5メートルから6メートルまで伸びる大型樹木ですが、さすがにそこまで成長させると中の日当たりが悪くなるので、ほとんどの人は1メートルか2メートル程度で刈り込みを行うでしょう。
この時樹木の高さによっても葉振りが若干変化していくので、大きく育てたいのなら樹木の間隔は大きめにしておくのがベストです。