クリスマスツリーといえば、モミの木が一番に思い浮かびます。モミの木といえば、思わずテレビアニメの名作「アルプスの少女ハイジ」に出てくる大きなモミの木を思い出してしまいます。
このモミの木はマツ科モミ属の常緑針葉樹であり、自然環境では、樹高が約40メートルにまで達しますが、庭木となると環境的にそこまで育つことはないにしろ根が深く張るため寒冷地以外では移植が難しいといった問題や大気汚染に弱いといった問題もあります。
クリスマスツリーには基本、常緑の針葉樹の幼木が用いられ、海外では生木のツリーがクリスマス前になると大量に売買されており、年間でいうと数千万本の流通があります。
モミの木以外のクリスマスツリーみたいな木は
モミの木の他にもトドマツやエドマツ他様々な常緑樹が使用されています。
クリスマスツリーの定番といえば、モミの木やトドマツ、エドマツなどが挙げられ、庭木にするのもいいですが、葉先が強く尖っているため、オーナメントやイルミネーションなどを飾る時には注意が必要であり、近年のガーデニングのシンボルツリーとしては風情に欠けるため、人気も以前よりは低くなってきています。
最近よく使われるクリスマスツリーみたいな木
他に、庭木として使え、見た目もイメージにあったクリスマスツリーみたいな木にはどんなものがあるのでしょうか。
有名な人気どころは、やはりコニファーで、ゴールドクレストやブルーヘブン、エメラルド、ブルーアイスなど種類も沢山あります。
コニファーは一般的に針葉樹全体のことをさしますが、園芸においてはヨーロッパから輸入されてきた種類だけをコニファーと呼んでいます。
樹高も1メートル~20メートルと異なり、各家庭にあったものを選ぶことができます。
中でもゴールドクレストの人気は高く、イメージも優しい雰囲気がありピッタリですが、枯らしてしまう方も多いので、育て方には注意が必要です。
それに比べると、エメラルドなどは育てやすい方といえるでしょう。
庭木のシンボルツリーとなるクリスマスツリーみたいな木
またプンゲンストウヒのホプシーやアイズリー・ファスティギアータといったトウヒのアメリカハリモミも庭木のシンボルツリーとなるクリスマスツリーみたいな木として人気を集めています。
コニファーよりプンゲンストウヒのほうがより、クリスマスのイメージが近いともいわれますが、人によってイメージしているツリーの違いや庭全体のイメージの違いがあるので、地域・環境、イメージ、育て方、手入れ、樹高など様々な面から考えて自宅の庭木として一番あったものを選びたいものです。