ボックスウッドを生垣に利用する場合は、生長した時のサイズに合わせて植えます。大体30㎝から50㎝程度の間隔でそれぞれの木を植える事で、将来的に見た目の良い生垣になりますが、最初はそれ程木が成長しているわけではない為外から内側が丸見えの状態になります。
ボックスウッドはツゲ科の常緑樹です。刈込をする事が出来る物で、生垣として利用する場合は大体1.5mから2m程度に生長します。
ボックスウッドは比較的育てやすい
水はけが良く、さらに肥沃な土地で育てる方がより成長しますが、荒れ果てた土地でなければ生長が期待できる種類の木です。
水やりをする必要が無く、葉の色がきれいな色の場合は肥料を与える必要はありませんが、肥料が足りないと葉の色が悪くなってしまう為、土地の状態によっては肥料を与えて葉の色を維持します。
ボックスウッドは生長が早い種類ではない・・
成長はそれ程早い種類の木ではありません。
枝がそれぞれ成長していくのですが、それと同時に木が上に伸びて行くという訳ではない事、また上の方に木を成長させようとすると下の方の枝が減って行ってしまう事も有ります。
枝自体は1年出50㎝程度伸びる事も有りますが、その土地の状態によっても大きく変わります。
生垣として使った場合、木々の間を空けて植えるとどうしても隙間がある状態になってしまい、10年近く綺麗な生垣にするまでに時間がかかってしまう事も有ります。
ボックスウッドは害虫の食害に注意
さらに、害虫の被害に遭う事が多く、葉を食べられてしまう事も有ります。定期的に薬剤を散布して虫害を防ぐ事と、虫の被害に遭った部分は早めに切り落としてしまう事で対処します。
せっかく、きれいに生垣になっても害虫に食べられてその後・・・そこが枯れるなんてこともありますので注意が必要です。
何年くらいで生長させたい?
綺麗に生えそろった状態にしたい場合は、大体10年程が必要ですが、隙間が有り外から丸見えの状態を何とかしたい、内側が見えない様にしたいという場合は4,5年で隙間があまりない状態にする事も可能です。
ただ木を高くしようとすると上に伸びる為のエネルギーも必要となる為、その場合はもう少し木々の間の隙間を埋めるまでに時間が必要です。高くしたい場合には大きめの苗木を購入しましょう。
木を1m程度の高さにして外からある程度庭等が見えない状態にする場合は、5年程度できれいな状態にする事が可能です。
勿論、毎年5月位になったら刈込をしたとしてもその状態を維持する事が出来ます。
それ程木が成長するスピードが速いわけではない為、生長して庭の様子を見えない様にするまでには時間が必要ですが、反対に刈り込んだ後にすぐに枝が伸びてしまって形が崩れるという事も有りません。
定期的な薬の散布と年1回の刈込できれいな状態を保つ事は出来ます。