ブルーベリーの剪定のタイミング
ブルーベリーの剪定は、花芽が分かるようになったタイミングで行います。品種によって異なりますが、ハイブッシュ系は11月頃、ラビットアイ系は12月~2月頃に行うと良いでしょう。
剪定方法のポイントは、いくつかあります。枝元から出ている若くて元気な枝は、害虫や病気の耐性が高く、質のよい果実を実らせるため、残すようにします。
残す枝を4、5本選んだら、残りの古い枝は切り落とします。花芽がついているのでもったいないと思ってしまうかもしれませんが、この時適切に剪定しておくことで、立派なブルーベリーを収穫することができますので、思い切って剪定しましょう。
花芽が多いと果実の質が下がるため、数は成木で200個くらいを目安にすると良いでしょう。春になると、剪定したところから新芽が出て、そこから花芽がつきます。
ブルーベリーの夏期剪定の方法と時期について
大きな果実をたくさん実らせる為には、ブルーベリーの樹の剪定をする必要があります。夏に行う剪定は、樹の風通しを良くするために行います。ブルーベリーにとって成長が著しい時期に行いますので、剪定の効果が出やすいです。
夏に行う剪定の方法としては、6月下旬頃に、内側に向かって生えている太くて強い枝や、メインの株からではなく株元から生えてしまっている細い株、またメインの株ではなく成長してしまった株などを、根元から切り落とします。
そうする事で樹の中心部に空間ができますので、ブルーベリーの樹の風通しをよくする事ができます。
風通しをよくする事で、病害虫の発生を防ぐ事ができますので、冬だけでなく夏にも剪定を行う事をお勧めします。
ブルーベリーの冬季剪定の方法と時期について
ブルーベリーは、樹体に比べると実を成らせすぎてしまう傾向があります。実が多すぎると養分が実にとられて樹体が弱まってしまうため、剪定が必要となります。
また、枝が絡んだり葉が込み入ってしまうことで、病害虫の発生や実を収穫する際に葉に隠れてしまって見つけられなくなることがあります。そのため、冬の時期に剪定しておきます。
短く弱い枝をとり、樹冠の内部にある実が成ったとしても手を差し込みにくい位置の枝はとります。春に葉が展開し、光合成を行った際に養分とするために、なるべく花芽の先には、葉芽を残すように気をつけます。
葉芽がない場合には、花芽の3分の1以下になる場所まで切り詰めておくことで、葉芽がでる可能性もあります。