ブルーベリーは必ずしも剪定を行わなくとも、実を付ける事が可能な植物です。ですが逆に手入れの一環としてしっかり行ってやると、
・樹勢が回復する
・甘く大きな実を付ける
・紅葉時期の色彩が鮮やかになる
・樹木の大きさが維持されて収穫が行い易くなる
といった、多くの利点があります。また地域によっては雪による枝折れといったトラブルの対策にもなる為、剪定は重要な要素と言えます。
1年に1回の剪定で済ませるならば冬の方を推奨
基本的には夏季・冬季の2回行えば良いのですが、ブルーベリーの樹木には冬季に休眠期に入って成長が止まるという特徴があります。
これを利用して思惑通りに行い易くなる事からより重要ですし、1年に1回で済ませるならば冬の方を推奨する事が出来ます。
冬季におけるブルーベリーの剪定方法
冬季におけるブルーベリーの剪定方法ですが、枯れた枝や勢いを失くした枝を根元から切り離すのが基本となります。
その判断基準ですが、新芽のみに花芽が付くというブルーベリーの特性を知っていれば逆に切り離してはいけない枝は判断し易いので、そこから判断を導くようにします。
見た目に解り易く枯れたりしているものは、高い優先順位とします。道具面では特に特殊なものは必要とせず、ホームセンター等で購入可能な一般的な剪定ハサミを使えば、切り離しは比較的容易です。
見極めさえきっちり出来れば、専門的な知識や経験が無くともDIYのレベルで充分に行う事が可能です。
ブルーベリーの剪定で抑えて置きたいポイント
そして抑えて置きたいポイントとして、空間を確保して風通しを確保するという事が挙げられます。ブルーベリーの樹木は乾燥への耐性は高く無く、同様に正反対の条件である高湿条件にも耐性が高くないという特徴があります。
この両方の問題を一気に解決出来るのが枝の間の風通しである為、重要なポイントとなるのです。
そこで逆方向に伸びてしまっている枝・他の枝の内側に交差して伸びている枝等は、切り離しの対象として考えて良いと言えます。
これらの枝を切り離すと実が成った際の収穫作業も捗り易くなるので、ある程度結実状態を逆算しつつ切り離しの判断をするのが良いと言えます。
前述のように休眠期で成長が止まった状態にあるので、判断に迷うようなケースでは他の箇所に手を掛けてからでも該当部分の大きな変化は生じず、その時々の状況を見ながら改めて判断を下す事が可能です。
一気に仕上げようとせず、空いた時間等を使いながら少しづつ行った方が失敗も少なく済ませる事が可能で、冬の剪定の利点とも捉える事が出来ます。