バラの寒肥の配合はどのくらいがいいの

バラ

バラはとても華やかな植物のひとつであり、その香りも良いため好きな花であるという人は多くいます。また、そのオイルも香りが良く石けんやシャンプー、香水にも利用されているほどです。

 

しかしながら、大きな庭園で華やかにして育てられているイメージがありますが、そんなこともなく一般家庭のお庭でも手入れをしっかりとしてあげれば理想的なサイズで自分好みの庭を作り上げる事ができるのです。

寒肥はバラにとっては重要なポイント

バラを育てる上で欠かせない手入れのひとつに「寒肥」があります。

 

寒肥は「かんごえ」や「かんぴ」とも呼ばれ、寒い時期に施されることからこのように言われています。

 

これはどの植物にも大切な要素でありますが、特にこの寒肥はバラにとっては重要なポイントとなるのです。

寒肥は土の状態が良くすることでバラを元気にする

気温が下がり寒い時期になると生育はほぼ止まってしまい休眠期に入ります。休眠期であればそのままにしてあげるのが良さそうですが、そうではありません。

 

休眠期だからこそ充分な栄養を与えて土壌の改善を図り生育環境を整えてあげる事で、春になり気温が上がった時に休眠から目覚めやすく生育の開始も状態よく入る事ができる効果があります。

 

さらに休眠期にあげる効果として、土の状態は良くなることで植物が養分を吸収しやすい環境になるということが挙げられます。

 

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もちろん肥料は植え付けの際にもあたえるのが一般的ですが、この寒肥はこれと同様に重要なものといえるのです。

寒肥の時期と成分について

気温が下がる時期は地域によってばらつきはありますが、12月中旬から2月上旬までには行います。

 

そして何より重要なその成分ですが、寒肥として使用されるのは油かすや米ぬか、ぼかし肥、堆肥、骨粉などの有機質肥料といわれています。

 

具体的な配合目安は、成株1株に対して油かす200g、骨粉200g、堆肥5L程度となっています。

 

それぞれ特徴があり含有成分も大きく異なっているため、育てているバラに適した肥料を見つけてあげることが大切です。

市販されているバラの堆肥は土壌改良効果が優れている

市販されているバラの堆肥には、乾燥した無臭の牛糞堆肥が含まれており、肥料分が豊富で土壌改良効果が優れています。

 

さらに、有機質によって土壌の水はけや水もちなどを良くしてくれる効果があります。ここで注意が必要なのは、堆肥であればその他に過リン酸石灰など、リン酸分が多めに配合されたものを一緒に与える事でその効果を十分に得る事ができます。

 

穴の深さを30㎝程度にするくらいであれば、5Lの堆肥に一握りの肥料といった配合が適切です。