紫陽花が木質化したら剪定していいの?木質化した紫陽花の剪定

アジサイ
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紫陽花の根元や枝が、茶色く固くなって木のようになっている状態を木質化といいます。

紫陽花を剪定したいけど、木質化した部分を切ると、新しい枝が出てこないのでは…?と心配になることもあります。

そこで今回は、紫陽花が木質化したときの剪定や選定方法についてご紹介します。

紫陽花の木質化

紫陽花は草花の仲間でなく、落葉低木の一種です。

新しく出てきた枝は、茎のような緑色なので、木という感じはしませんが、3年ほどたつと、木のように茶色く、木質化します。

木質化した枝からも新芽を出して、花を咲かせますが、時期によっては枯れ枝と見分けがつかない姿です。

他の枝には新芽があるのに、木質化した部分には新芽がない、手で持つと、中身がスカスカで、軽く曲げるとすぐ折れるという時は、その枝は枯れている可能性があるので、根元から切り落としましょう。

木質化した部分を切っても新芽は出てくる

紫陽花は植えて数年経過すると、花つきが悪くなってきます。

花が咲いた枝から、脇枝を出して新たに花が咲くのを繰り返すので、新しい枝がどんどん細く、細い枝につく花はどんどん小さくなるのです。

細枝ばかりになると、花は小さくなり、風通しが悪くなるので、株の更新が必要です。

株元の木質化した部分から強剪定することで、株元から新しい枝が出てきて、株が更新されます。

「紫陽花の鉢植えが枯れるのはなぜ?原因と対策!」の記事の中でご紹介したとおり、紫陽花は旧枝咲きの性質があるため、枝を残さず剪定すると、翌年は花を見ることは難しくなることにご注意ください。

紫陽花の強剪定

花後に花の2,3節下で切るのが通常の紫陽花の剪定です。

紫陽花の株の更新、紫陽花を小さく仕立て直したい場合は、地際でバッサリ剪定する、強剪定という方法になります。

≪強剪定の時期≫

強剪定は開花中~花期直後に行います

強剪定は、株にとっては大きな変化になります。

真夏の強剪定では、高温、強すぎる日照で株が弱る可能性があるため、開花中か花後なるべく早く、梅雨の間に行う方が、負担が小さく済むでしょう。

元の株が充実していれば、この時期に剪定しても、秋の花芽形成の時期に間に合うことがあるので、翌年花が付く可能性があります。

また冬の落葉期でも構いません。

冬の強剪定では、次の開花期には確実に間に合いませんが、強剪定後の株への負担は、夏よりも軽くなります。

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花が咲かなくてもいいから株を更新したい、コンパクトに仕立てたい、強剪定で枯れるのが心配という場合は冬に行いましょう。

≪強剪定で切る位置≫

目安は地際から30cm程度の高さ~全体の1/3の高さです。

木質化した枝の根元をみると、芽がついているのを確認できると思います。

芽の上1~2cmで切ると、芽から新枝が展開するので1~2節残して剪定します。

芽のすぐ上で切ると、芽が枯れることがあるので注意してください。

紫陽花をこんもりと丸い樹形に仕上げたいときは、中心の枝を少し高めに残し、周囲の枝を中心よりも短くしておくと、自然に樹形が整います。

木質化した枝でも、徒長したひょろひょろの枝や、枝が混みいっている部分の古い枝(比較的太い枝)は、根本から切って間引きしておきましょう。

木質化した枝は、硬くハサミでは切れないことがあるので、小型ののこぎりもあると便利です。

≪強剪定後の管理≫

強剪定後は直射日光、水切れに注意が必要です。

陽射しや水の蒸発、寒さを防ぐため、バークチップや腐葉土でマルチングするといいでしょう。

鉢植えであれば、日陰であまり風が強く当たらない場所に置きます。

地植えであれば、いつもよりしっかり水やりをする、鉢植えは水切れを起こさない程度の水遣りで結構です。

剪定した枝を挿し芽にする

紫陽花は挿し芽で増やすことができます。

開花~花期直後であれば、剪定した枝を挿し木にしてみましょう。

≪挿し木の手順≫

  1. 花がついていない、葉色が濃く元気な枝を選んで、切れ味のいいハサミやナイフで斜めに切る
  2. 葉を一番上から2~4枚残して、大きな葉は葉先を半分切り落とす(水分の蒸発を防ぐため)
  3. 水を入れたコップに挿し穂をさし、1時間ほど水あげさせる
  4. 種まき用土、赤玉土、鹿沼土など肥料分がない土に、挿し芽を挿す穴をあけて植えつける(挿し芽を差し込むと、維管束がつぶれて失敗しやくすくなるので注意)

発根促進剤「ルートン」や植物活力剤「メネデール」を使うと、挿し木の成功率が大幅にアップしますよ。

紫陽花の植えつけ時の注意

紫陽花が大きくなりすぎて、周囲の植物を隠してしまったということはありませんか?

強剪定の理由の多くは、「大きくなりすぎた紫陽花をコンパクトにすること」だったりします。

一般的な紫陽花は、株幅、高さが約1mほど、根は浅く、地上部と同じで80cm~1mほど広がります。

地植えする場合は、株間80cm以上開けて植えつけると、周りの植物を飲み込んでしまうことを避けられます。

スペースがないときは、鉢植えやルートコントロールバッグで、根域制限して育てましょう。