アジサイの花が小さくしか咲かないのはなぜ

アジサイ

アジサイは株が古くなってくると花が小さくなったり、咲かなくなってしまったりすることが良くあります。

 

その理由は株が古くなり株を維持させる為に栄養分を消費する花を小さくしたり、咲かなくすることで生命を維持しようとしているからだと考えられています。

環境の変化に敏感なアジサイ

アジサイは比較的生命力の強い植物で、栄養分が少なくなったり水分が少なくなっても比較的長く生き続ける植物です。

 

その反面環境の変化には非常に敏感で、水分が少なくなるとすぐにしおれたりしてしまうのが特徴です。その場合枯れてしまったと思うこともありますが、水をたっぷりとあげると回復する非常に強い植物でもあります。

 

しかし、基本的には水をたっぷりと消費する植物でもあるので、鉢植えにしても地植えにしても水切れが無く保水性の良い環境にしてあげるのが非常によいものです。

 

鉢植えで有れば保水性のよい磁器製の鉢が最も好ましいものです。また、プラスチックの鉢は保水性は良いのですが外部の温度を吸収しやすいので暑い日などは土が厚くなってしまうことから避けた方が良いと言われています。

アジサイの花が小さい原因は生育環境の悪化

花が小さい場合にはその成育環境が悪化していることが原因として考えられます。

 

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鉢や土の状態の他には、株が古くなってしまい根が密集してしまったり、株自身の吸水性が衰えてしまう事による栄養不足も原因として挙げられ、この場合には鉢を変えたり株分けをして株をすっきりとさせることが効果があると言われています。

 

株分けをすることで株自身がすっきりと生命力を取り戻し、花を大きく咲かせるようになると考えられています。

定期的な切り戻しをして十分に養分を吸収させる

さらにアジサイは生命力が強く、放っておくとどんどんとその枝や葉を延ばしていくため株自身も大きくなり、その吸水性も衰えてくることになります。

 

そうなってしまうと枝や葉に養分がとられてしまうことになるので、定期的に切り戻しをして不要な枝や葉を延ばさないようにすることが大切です。

 

また、咲き終わった花も早めに切り戻すことでいつまでも栄養分が吸収されるのを防ぐとともに、新しい芽を成長させることにもつながるので、咲き終わったら早めに切り戻すことが大切です。

アジサイは敏感こまめな手入れを

小さくしか咲かない現象は基本的にはこまめに手入れをすることで解消できます。

 

水を十分に吸収できるように水分が十分に吸収できるような環境を整えることと株を余り大きくしないこと、そして咲き終わったらこまめに切り戻すことで株全体に水分と栄養が行き渡るようになるため、小さくしか咲かない状況が改善される確率が高くなります。