枝や葉、幹を切り整えることで樹勢の均一を図り、すべての葉に日当たりを良くすることで元気な樹木にするのが剪定の役割です。
落葉樹は庭木として良く使用され、モミジやカエデ類、ハナミズキやアジサイなど人気のある樹木が多いのが特徴で、剪定して大切に育てたいという人も多いでしょう。
こうした落葉樹は11月から翌年の3月までの冬の間に葉を落とすことで休眠状態に入り、春頃になると花を咲かせるものは花を咲かせ、芽吹いていきます。
一般的な庭木の落葉樹
落葉樹の剪定は冬の時期が一番いい
そのため、落葉樹の剪定時期としては12月から翌年の2月頃の冬の時期が一般的で、樹木に大きなダメージを与えずに剪定することができます。
梅雨の時期になると大量の水を含み、夏場には日差しによって一気に成長し、枝や葉が多くなって見栄えも悪くなりますが、樹木が成長している時期なので剪定は徒長枝をはねる程度にするといいでしょう。
春頃や夏場では樹木が活動的になっているので、無理に大きな枝の剪定すると樹木にとって大きなダメージになるため、落葉樹の場合は冬場以外の時期に強い剪定をするのは間違ったやり方と言えます。
落葉樹の夏場の剪定は注意しましょう
7月〜9月だけは枝先の軽い剪定をすることは可能ですが、深く切ってしまうとダメージを受けるので基本的にはやらない方が良いでしょう。
あまりに成長しすぎて樹木の勢いがつき、庭木としては見苦しいほど大きくなる場合だけは、成長を弱めるために敢えて剪定するのも悪くはありませんが?。
夏場の強剪定はやめましょう。・・・あまり切りすぎると勢いを弱めるだけでなく、樹木の生命力まで刈り取って深刻なダメージを与えることで枯死することもあるので、あくまで例外と処置として覚えておきましょう。
落葉樹でも剪定の時期が例外のものもある
特に花や果実が付く時期に楽しみたいという人は、枝葉が伸びすぎていると楽しめなくなるので、剪定時期を間違ええないようにしましょう。
例えばアジサイなどは、花後の剪定が一般的で、花芽は今年のびた枝の頂部に10月頃に花芽をつけ翌年に咲きます。また、もみじ類は休眠期が短いいため11~1月の間に剪定をするといいでしょう。
このように、たくさんではありませんが剪定時期が違うものがありますのでその樹木の特性を知り剪定してあげると綺麗に花や実がなりますよ。