植木の剪定に当たり、剪定用具選びはとても重要になります。
植木の剪定作業は、力がいらないようですが結構力を要します。
はさみの選び方次第で、枝が切れなかったりと高いところの作業も多い
ですので、作業は手早く効率よくおこないたいものです。
ここでは、用具選びのポイントをご紹介します。
葉先や細枝は木ばさみで剪定しよう
松などの針葉樹は新しい枝が長く伸びるので、枝先は木ばさみで作業する
ととてもスムーズにいきます。狭い木またでも木ばさみは、刃先が尖って
いるので使いやすいです。
サツキやツツジなどは開花前に徒長枝伸びますので、刈込みばさみを使う
と花芽を切る恐れがありますので、木ばさみを使って作業しましょう。
太い枝は力を要するので剪定ばさみを使おう
直径が1~2cmの枝は、剪定ばさみを使って切りましょう。木ばさみでもき
れないことはないですが、太い枝を切る場合は力がいります。
木ばさみで変な力をいれて切ると怪我したりしますので気を付けてくださいね。
剪定ばさみは、結構太い枝でも切れます切れない場合には枝を刃の最奥部に入
れて、押し込むようにしてきると切れます。
玉物・生垣は刈込みばさみで剪定しよう
ツツジなどの玉物や寄植仕立てにしているものは、刈込みばさみで刈込み
ましょう。丸みを出したいときには、丸みのあるほうを下にして刈込むと
丸く刈込むことができます。
生垣など上や側面の刈込みなどにも刈込みばさみをつかいますがきれいに
平に仕上げるのには熟達した技術を要します。
また玉物・生垣の刈込みには便利な剪定機械ヘッジトリマーというものが
あり電動・エンジンのもの両方があります。
一般の家庭では、電動のものが軽くて使いやすいと思います。作業効率は
手作業の7倍位だそうです。
太い枝は剪定ノコギリで切ろう
太い枝は大体2cm以上のものは、剪定ノコギリで切ると作業が効率てきです。
太い枝を切るときの注意点として、切りところとなる枝の上を手でばっちり
支え、剪定枝の上側から切ります。
太い枝を切るときはノコギリを使用しますが、切り方が良くないと切り口の
癒合が悪く枝枯れができる原因や病害虫の潜入口となるので注意が必要です。
太い枝を切る場合には、ノコギリで一回で切ろうと枝のつけ根から切り始めた
ら、途中で枝の重みで裂けてしまいます。
裂けるのを防ぐためにも大きな枝を切るときは、枝を手でもって支えられるく
らいに大枝のを切り縮め、それから、本当に切りたい部分を切ります。
これで枝を裂けるのを防げます。
以上、植木の剪定道具について説明してきましたが、剪定用品もけして安い
ものではありません。剪定道具を購入するのであれば、最初は安いものから
始めて使用していったほうがいいと思います。
最近、ホームセンターに行くと安い剪定バサミ1000円位の物が販売しています。
これでも十分にきれます。わたしも、木はさみ・・1000円位のものを使用して
います。