半日陰で育つ目隠しになる木は

庭木の種類・知識

目隠しができる木であれば、樹高が2mは必要です。木にはそれぞれ適した日照条件がありますが、日中に木漏れ日が当たる程度の半日陰で育つ木は限られています。

 

そこで、一般的に庭木として使用されている樹木を特性別に、紹介したいと思います。

 

シンボルツリーとして人気のソヨゴ

シンボルツリーなどとして人気のソヨゴですが・・・目隠し用の手入れが楽なビギナー向きな庭木としても人気があるみたいですね。ソヨゴは、雄の木も雌の木も5〜6月に花が開花します。

 

また、赤い実もなりとても花・実ともに四季をとおして楽しめる庭木です。寒さに強い常緑樹なので半日陰でも問題なく生長ができます。

 

仕立て方によっては、和、洋どちらの庭でも向く庭木ですが成長が遅い庭木であるため、育てて目隠しの木にするには時間がかかりますので、最初から生育した大きい木を植える必要があるようです。そういった庭木はやっぱり費用がかかりますのでよく考えて植付ましょう。

見かけは地味ですが・・庭木のキング「モッコク」

モッコクは古くから、モチノキ・モクセイとともに庭木の三名木の一つとして有名な樹木です。寒さにも耐え、刈込みや剪定にも強いので育てやすいのが特徴です。初夏に花を咲かせ10〜11月に実がなります。

 

生長が遅いため樹形があまり乱れないので、自然樹形仕立てていくととても風格のある庭木に生長すると思います。

 

モッコクはとても公害や塩害によく耐える木ですが、案外とカイガラムシが付きやすいように思えます。

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目隠しになる適合力の高いイヌツゲ

例えば、イヌツゲです。目隠し以外にも様々な用途がありますが、強く刈り込むと枝や葉が生い茂ります。庭のシンボルツリーや玄関脇からの門かぶり、建物に沿って植える生垣など適用力が高い庭木です。

 

土壌が肥えていれば、乾燥の度合いに関わらず健康に育ちます。しかし痩せた土では葉が落ちやすいので、肥料を与えるなど対策します。

江戸時代かた使われてきた庭木のサザンカ

サザンカは、日本の温暖な気候に適した常緑樹です。江戸時代かた庭に植えられるほど日本人と深いつながりがあります。建物の周りに列植すれば目隠しになります。

 

放置しても樹形はきれいにまとまり、鮮やかな花を咲かせます。しかし日陰の時間が長すぎると花が咲きにくいため、西日が当たらずできるだけ明るい日陰を選びますのでその点は注意は必要ですね。

夏に清潔感のある白い花で心和むシャラノキ

シャラノキは、ナツツバキと呼ばれることもあり花がツバキに似ています。本州から九州にかけて自生し、生長すると樹高20mにもなります。

 

剪定することで高さを調整できるため、庭木に適しています。夏に清潔感のある白い花を咲かせ、樹肌はなめらかで艶やかです。新緑や樹肌、花、紅葉全てのシーズンで魅力的です。

 

でもこの庭木は落葉樹であるため、冬場は葉っぱがないため目隠しとしての機能が低下しますね。