自宅の庭に植える木を選ぶ際に、様々な木に関する言い伝えや噂を調べる人もいるでしょう。そうすると高い頻度で目に入るが、ビワの木に関する悪い話ですね。
ビワの木は縁起が悪いので庭に植えてはいけないと言われており、親類の年配者から注意されるケースも少なくありません。
ビワの木が縁起悪いといわれる諸説
ビワの木が縁起が悪い理由は、諸説様々あります。
一番よく語られるのがビワの木は葉っぱが大きく成長も早いので家が木の陰に入ってしまい、日当たりが悪くなるという話です。そうなると家の中で病気の原因になる湿気やカビが繁殖しやすくなるため、住んでいる人が病気になると言われてきました。
また電気が普及していない昔は太陽の自然光を頼りに生活をしていたので、それを遮ってしまうビワの木は縁起が悪い木という印象が定着したという説も存在します。
日本人特有の語呂合わせや意味付けでも、古くから実をつける木は実の重みで枝が下がるので、繁栄からの転落を意味する成り下がりの木として自宅の庭に植えるのは縁起が悪いと避けられてきた歴史があります。
これらの点からビワの木は縁起が悪いとされています。
ビワの木の悪い性質を知ることでうなずける
しかしビワの木には横に根を伸ばす性質があり、この点に注目すると縁起が悪いと言われ続けている理由も理解できます。
何故かと言うと横に広がっていく根は家の土台を持ち上げたり、場合によっては地中に埋まっている水道管などを破損させる原因となるので、自宅に悪い影響を与える危険性もゼロではないのです。
言い伝えや噂を信じる人が減りつつある現代でもビワの木の縁起の悪い話が語り継がれている理由は、このビワの木の特徴を暗に警告しているのかもしれません。
ビワの木の薬効について調べると本当の理由がわかる
実際のところはビワの葉や実には確かな薬効が認められているので、縁起の悪い言い伝えが全面的に正しいとは言い切れません。
薬がなかった時代・・・お寺などの評判をあげるためにビワの木の薬効を利用して、疾病が治るお寺などのウワサをたてビワの木を利用したそうです。そんなビワの木を、他の多くの家で植えられては困るということで、ビワの木は縁起の悪い木であるという説があります。
では実際にビワの木の効能はどのようなものでしょうか。ガンの予防、疲労回復、咳止め、健胃、むくみ、利尿、糖尿病、ダイエット効果、美肌効果など、その他にも効能があるみたいです。
実際にあなたなら、どの諸説を信用しますか?。