ツツジが大きくなって株と株の間が狭くなったり、庭の配置を変えたい場合など移植という作業をおこないます。また、ツツジが生育するのに風通しや日当りが悪かったりすると病害虫も発生しやすくなりますので気をつけましう。
そこで今回は、ツツジの移植時期やその方法について説明したいと思います。
ツツジの移植時期いつごろが適期
ツツジ類の種類によっても多少の差は出てきますが、ツツジは常緑のものと落葉のものとがあります。
常緑のツツジ(キリシマツツジ・クルメツツジ・オオムラサキツツジ)は、3月から4月または9月下旬から10月が適期です。
落葉のツツジ(ヤシオツツジ・レンゲツツジ)は2月中旬から3月が適期です。
夏の暑い時期でも大丈夫かという方もいますが、暑い時期は庭木がかなり弱りますので避けたほういいです。もし・・移植したいのであれば日中の暑い時間帯をさけ涼しい時間帯に移植してあげてください。移植するところの植え穴にはたっぷりの水を入れてから植え付けをしてください。
また、冬の寒い時期に移植という場合もには防寒対策が必要です。乾燥しないようにに、根の周辺に敷きわらをしたり根元が凍らないように程度に水やりを行います。
ツツジの植える場所はどこがいい
今まで植えておいた環境がよいところで、また同じような場所に移植するのであればよいでしょうが、日当たりの悪い場所に移植した場合には、注意してくさい。
もともとツツジは、日当たりの良い水はけの良いところを好む植物ですから最低でも午前中位は日の当たる場所がよいでしょう。
そして、ツツジは酸性の土壌を好みますので植え付ける際には、鹿沼土やピートモスなどを混合すると根張りがよくなります。
自分でできるツツジの移植
あまり大きな移植の場合には自分一人でできないので、高さが1m未満のツツジということで話をしていきます。
ツツジなどの小さな庭木の場合は、根元に伴って垂直にスコップをいれて掘り取りします。
時期の良い時期であれば、多少小さくても大丈夫でしょうが、時期が悪い場合は、鉢を大きく掘り取ります。
ツツジ類の根は糸みたいに細く、周りの土壌と固まりやすくなっていくのです。空気の流れが悪い土壌中においは、ツツジの細い糸根は息ができないため成長ができません。
植え付ける際には土を落として根をほぐしてから植え穴に置き、 根の中に土が入り込むように植付けてましょう。
植付の際には、深植えにならないようにツツジの根鉢が地面より1cm程度高くなるように土をいれながら植付ていきます。
そして、最後に水極めを行っていきます・・水極めってなに?
ツツジに水を与えながら、棒でツツジの根と土がよく詰まるようにようにつついていきます。これで移植は完了ですが、移植した後は水をしっかりと与えてあげましょう。