こんなに綺麗に咲くツツジの花ですが、気持ち悪いほどに葉が膨らむツツジのもち病という病気をみなさんはご存知でしょうか。
この、もち病という病気は、ツツジ類(サツキツツジ、オオムラサキツツジなど)とツバキ類(ヤブツバキ、サザンカなど)だけに発生する病気だそうです。
その、もち病についての予防と対処法について説明していきたいと思います。
ツツジのもち病の発生時期と発生する場所
ツツジのもち病は、もち病菌というカビが原因により起こる病気です。若い葉、新芽、つぼみなどに発生し形は、球形や不整形に餅がふくらんだようになります。
出典:|みんなの趣味の園芸 園芸、ガーデニングの情報交換コミュニティサイト
伝染病であるので、雨などがかかったり、別の枝や葉がくっついた状態でいると伝染していきます。春の時期の5月から6月の発病が多いですが、秋の時期の9月から10月にも発病することもあります。
日当りの悪い多湿なところに発病しやすいようです。
ツツジのもち病の予防と対処法は
もち病を予防するためには、ツツジの枝を透かして風通しをよくして光を通すと湿気を逃すことができるので、予防効果はあります。
もち病予防の殺菌剤として新芽の出始めの頃に、ダコニール1000、サンボルドーなどを散布してもよいです。このほかにも、薬剤としてベンレートやトップジンなどがあるみたいですが。
また、石灰硫黄合剤という薬剤がありますので、殺虫・殺菌の両作用があり病害虫防除に効果がありますので、冬期(1月から2月)に石灰硫黄合剤を散布します。
もち病は、白く粉を吹いたようになると胞子が作られて増えますので その前に摘み取って処分してください。
殺菌剤散布の注意事項
殺菌剤の散布にあたっては、薬剤が付いても大丈夫な服装、マスク、ゴム手袋、保護メガネ等を確実に装備し作業してください。
風が強い日や風向きを考慮し散布しましょう。薬剤を吸い込んだり、周辺に飛散しますので注意してください。ご近所さんの洗濯物などかかったりして迷惑をかける恐れもありますので。
取り扱い説明書に書いてある、希釈倍率を守って散布しましょう。濃い倍率にすると効果あると思いがちですが、逆に植物が薬害起こす可能性がありますので注意しましょう。