キンモクセイは暖かい地方原産地の常緑樹で、秋を感じさせる香りと黄橙色の花が咲く花木として人気のある庭木です。キンモクセイは日陰にも強いですが、日向を好む代表的な庭木です。
そんなキンモクセイの剪定時期や剪定方法について説明していきたいと思います。
キンモクセイの特徴
花の色は・・・
キンモクセイ 黄橙色
ギンモクセイ 白色
ウスギモクセイ 淡黄白色
また、キンモクセイは日本の三香木としても有名です。
(三香木 : キンモクセイ・ジンチョウゲ・クチナシ)
キンモクセイの剪定時期
キンモクセイの剪定の時期としては、9月から10月の花が終わった11月から12月が剪定する適期になりますが、翌年の萌芽前の2月から3月までは大丈夫です。ただ、あまり寒い時期に強剪定・刈り込みを行いますと、枯れる恐れがありますので十分注意して剪定してください。
もし大きくなったキンモクセイを小さくしたいのであれば剪定時期を選んで剪定するとよいでしょう。例えば、今年花を見られなくてよいのであれば4月の暖かくなってから6月までに行うとある程度強く剪定しても、花は楽しめませんが強く剪定しても大丈夫でしょう。
庭木を傷めず、小さくしたいのであれば、2~3年かけて少しずつ小さくしていく方法のほうが安全ですね。
キンモクセイ剪定時期のポイントは、
春から夏に向けて剪定をすると花を楽しめなくなるので注意が必要です。キンモクセイはその年の春から夏にかけてのびた枝に花芽をもつからです。長い枝を間引く程度だったら大丈夫だと思います。
キンモクセイの剪定方法
キンモクセイは大きくなる庭木(高さ:5m~7m位 枝張:4m強)なので、庭木として管理していくのであれば、大きさを決めて管理していくことをお奨めします。剪定のコツとしては、樹木が大きくなりすぎないようにするためには、7から8月に長い枝を間引き剪定するとよいでしょう。そして花が終わってから、刈り込み剪定を行います。
あまり木が成長しないうちから形を決め刈り込み、樹形を作りながら育てていくといいでしょう。
仕立て方としては、円筒形仕立て・円形仕立て・半円形仕立てなどがありますので、お宅の状況に合わせて剪定するとよいでしょう。剪定方法も刈り込み剪定が多いですが、全体的にバランスよく透けて見える剪定もカッコイイです。
でもこの剪定はプロに頼まないと自分では無理かな~。
キンモクセイの植え付け
植え付けの適期は、3月~4月か、9月~10月に行うとよいでしょう。キンモクセイは、日向を好む庭木なので一日中日の当たる場所に植えるようにします。
大気汚染には大変弱い樹木なので、道路に面していて自動車などの排気ガスが多い場所には植えないようにしましょう。花芽がつきにくく、花が咲かないこともしばしばあります。