最近よく見かけるカイズカイブキの強剪定・・・垣根風にしたり生垣にしたり大きくなりすぎて管理しきれなくなって見事にバッサリと剪定してある。
刈り込みだけでは年を経るごとに大きくなってしまいがち、剪定したのはよいが・・・葉っぱがないところで切っているのでどうしようもない。
実際に大きくなったカイズカイブキの剪定はどうしたらよいのでしょうか。
では!どうするカイズカイブキの剪定
カイズカイブキは剪定しないでいると大きくなり、葉が炎の形のようになり伸びていきます。毎年剪定していればそのような形にはならないと思います。では実際に高さを低くする、幅を狭くする剪定について説明してていきます。
カイズカイブキの高さを詰める剪定
カイズカイブキの大きくなりすぎた高さを低くする場合には・・・まずどの位の高さにするか設定します。
列植の場合には、同じ長さ(高さ)を測るので馬鹿棒を作ります。
馬鹿棒?わかりませんよね。これは、カイズカイブキの剪定する高さの寸法に切断した棒でおんなじ長さを何か所も測るのでその棒ではかれば同じ高さに剪定することができます。
高さを測ったらその設定した高さの10cm下でカイズカイブキの芯を切ります。そうすると、切り戻した芯より上に葉っぱがのこりますのでその葉っぱを揃えるように刈込みます。でも、この剪定は現状の格好の良い形にはもどりません。
カイズカイブキの横幅を小さくする剪定
カイズカイブキの幅を詰めるのは結構慣れていないと難しいと思います。
普段、剪定をしていないと枝の中側の葉がスカスカで詰めたいところまで剪定するろうとすると葉っぱがなくなることが多いので葉っぱがないところで剪定をするとその部分は枯れてしましますので注意してください。
剪定の仕方としては、まず横幅の刈込み位置まで枝を切り落としていきますが、前記で述べた通り葉っぱを残す剪定をしないと枯れてしまいますので葉っぱを残しながら全体的に、形を揃えるように剪定していきます。
この場合は、何年かかけて剪定することで小さくしていった方がいいです。
まず、日当たり、風通しを良くしていくと枝の下部や付け根から新しい芽がでるようになります。この剪定を繰り返し行うことによって不定牙を育てていき小さくしていきます。
あまり葉っぱを付けないで剪定すると、そのあと葉っぱが出る時と出ない時がありますので気を付けて下さね・・・。
カイズカイブキの強剪定の剪定時期は
カイズカイブキの強剪定の剪定時期としては、高さを低くするのは、夏の暑い時期を除けば大丈夫だとおもいますが、幅を小さくする場合には、時期の良い時に剪定した方がよいでしょう。時期としては、春ごろがよいのではないかと思います。
強剪定すると、古い枝からでは芽が出ない場合が多々ありますので、それを防ぐためにも時期に左右されずに、こまめな剪定をすのがよいと思います。
強剪定するとカイズカイブキは先祖返りを起こす
強い剪定を行うと先祖返りを招き、その周囲だけ、スギの葉みたいな、硬いトゲ状の葉が発生します。 スギ葉は元から抜くようにします。
スギみたいな葉っパが出てしまうと、もうこれまでのカイズカイブキの葉っパには 帰ることがほとんどでありません。このようにならないためにも、毎年の剪定をしていると、しなやかな風合いをキープする事ができます。
また、刈り込むばかりよりも、芽摘みや、切り戻しの作業も行うと、 とても美しく保てます。
カイズカイブキ剪定参考動画
理想の剪定ですが、何年も剪定を行なっていないとこの剪定はできません。
結局のところ、最終的にはこのような剪定になってしまう。悲しい・・・