もみじは昔から親しまれてきた庭木で、春には新緑、秋には紅葉と、とても日本の風景には欠かせない樹木で、庭木としてよく使われる樹木です。 しかし、大きくもなりますから年に1回は剪定をしていないと・・・。
もみじはカエデ科のカエデ属の樹木で、もみじとは「紅葉(もみじ)」することからきた俗名であり、植物学的には「カエデ」と「もみじ」の区別はしないようです。
しかし、盆栽などを楽しむ人の習慣では葉の形が小さく、切れ込みが深い品種を「もみじ」と呼び葉の切れ込みが浅く、はの形が大きい品種を「カエデ」と呼んでいるそうです。
もみじはとてはデリケートな樹木で、剪定時期を間違えると枝枯れを起こしたりしますので注意が必要です。そんな、もみじの剪定時期や方法についてご紹介します。
もみじの剪定時期を間違えると大変です
もみじは、春の芽吹きどきから秋の10月頃まで水上げが大変盛んな樹木です。この期間中に大きく剪定すると切り口から養分を含んだ樹液が止まらず樹木が弱ったり病害虫の原因にもんります。
もみじの剪定は基本的には剪定せずに自然樹形に仕立てるほうがよいです。ですが・・・大きくなりますから、まったく剪定しないわけにも行きませんね。
もみじの剪定の時期としては
夏の整枝剪定が5月中旬から7月の間に、飛び枝や徒長枝がでますのでその枝を根元より切り落とす剪定を行います。
冬の剪定は、11月から12月の間に、できるだけ自然樹形を損なわないように、太い枝をきるようなことはさけるようにして、また徒長枝や混み合っている枝などを枝のわかれる部分から切る程度にします。
しかし、庭の大きさなどもありますから大きくなりすぎないように剪定する必要があるりますね。その場合にはやはり「切り戻し剪定」を行っていきます。時期はやはり11月から12月の間水をあげていない時期がいいです。
剪定後は枝の切り口にはツギロウ(切り口の傷口をふさぐ薬品)などを塗り、枝の枯れ込みを防いで保護するようにしておくとよいでしょう。
もみじの剪定方法
もみじの夏の整枝剪定
この時期5月から7月の間には、細かい枝がたくさん出てきます。ですからその枝を切り取り、もみじの木の中の風通しをよくし、日が木の中まで入るように剪定します。
もみじの冬の剪定
11月から12月の間の剪定は、夏の時期の徒長枝のような先の枝の剪定ではなく、ふところの枝の剪定ができますので
この時期に形をある程度小さくできる剪定ができます。
もみじの剪定動画です。参考にしてみてください。
もみじの病害虫には要注意
もみじには、多くの病害虫が発生しますので気をつけてください。病気としては、夏から秋にかけてよく「うどんこ病」が発生し、害虫はカミキリムシ、カイガラムシ、アブラムシのの被害がおおいです。