ノリウツギの育て方や剪定時期・増やし方

ノリウツギの育て方や剪定時期・増やし方

夏頃にアジサイによく似た花を咲かせるノリウツギは、アジサイ科アジサイ属に属する植物(落葉低木)です。

 

北海道から九州まで広く分布し、山地はもちろん庭木としても愛されています。ここでは、ノリウツギの基本的な育て方をはじめとして、美しく丈夫に育てる上で不可欠な剪定のポイントとその時期など詳しく解説していきます。

ノリウツギの育て方・基礎知識

ノリウツギは日当たりの良い場所を好みますが、日光不足に対しても耐性があるため、1日の中で数時間日光が当たれば日陰でも育ちます。

 

日当たりがある程度あり、水はけが良くて完全に乾燥しない場所で栽培しましょう。日光が強過ぎると、逆に葉焼けを起こす恐れがあるため西日が強く差す場所は控えてください。鉢植えにする場合は、夏場は午後の強い日差しが当たらない場所に移動させてやると良いです。

 

アジサイに近い種であるため、ノリウツギは水を好みます。鉢植えにする場合は夏は特に水不足になりやすいため、切らさないように注意しましょう。庭植えにした方が水切れを起こしにくいですが、西日を回避できる場所を選ぶことも重要です。土は水はけが良ければ、市販の培養土でも問題ありません。

 

植え付けの適期は、11〜3月にかけてです。よく育てば高さ3〜5mにまで伸びる植物であるため、最低でも7号サイズよりも大きな植木鉢か、ある程度の面積の花壇を用意しましょう。

 

庭に植え付ける場合は、深さ30cmほど掘ってそこに種を植えます。肥料は植え付けの際に行い、掘り出した土に3割ほど混ぜると良いです。

剪定の重要性と実施に向く時期

ノリウツギは、剪定で形を整える必要がある植物です。適切なタイミングで行わないと樹形が乱れるだけでなく、来年に咲くはずであった花が咲かなくなるという事態も招きかねません。

 

形をよくして木自体を長持ちさせるためにも、剪定は毎年必ず行うようにしましょう。

 

剪定を行う時期は、木全体を見渡して大方の花が散った後が適期です。あまり日を空けてしまうと、つぼみや芽まで取り除いてしまって、こちらも来年花が咲かなくなってしまいます。

 

開花後から芽吹き前が目安で、あまり焦らず装飾花の色の変化をじっくりと楽しんでからで良いでしょう。季節の目安としては、遅くても8月の末頃までには終えるようにすると良いです。

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開花した枝を少し切り取って、未開花の枝はそのままにします。もし、未開花であるにも関わらず枝が伸び過ぎているのであれば、その枝も取り除いておきましょう。

ノリウツギを増やす方法

ノリウツギの増やし方は、挿し木と株分け、とり木の3種類です。挿し木は、3〜4月にかけて、もしくは6月下旬から7月上旬にかけての梅雨の時期に行います。

 

3〜4月の春シーズンに行う場合は、昨年よく伸びた充実している枝を穂木にしましょう。6月下旬からの梅雨シーズンに行う場合は、今年伸びた新梢を5〜10cmほど取って、水あげをした後に清潔な土に挿します。

 

挿し木をした後は、土が乾燥しないように水やりの量を調節し、直射日光を避けて明るい場所で管理するのが基本です。

 

株分けで増やす場合は、時期は植え付けと同じく11〜3月に行います。ただ、寒冷地の場合は寒さに耐えきれない可能性があるため、暖がとれる3〜4月に行わないといけません。

 

挿し木の発根率が良くない場合、とり木を用いると良いです。挿し木では剪定した後の枝を用いますが、とり木には根や太い枝を使います。株元に土を盛りつけて、発根後に新しい根をつけた時点で切り離せば完了です。

 

枝よりも太くて強いものを用いるため、挿し木よりも短い期間で育つためとり木の方が難度は低いです。

 

この他、気をつけるべき病害虫として、初夏から秋にかけて大量発生するアブラムシやハダニが挙げられます。

 

葉を好んで食べるだけでなく、アブラムシが発する体液によってカビが生じてすす病へと発展したり、虫が介するウイルス病に感染するため要注意です。虫がわく季節になったら、盲点となりやすい葉の裏側もしっかりチェックしましょう。