クロガネモチの葉の特徴と育て方

クロガネモチの葉の特徴と育て方

クロガネモチはモチノキ科モチノキ属の常緑樹で、中国をはじめ東南アジアに分布しています。日本では関東以南の本州、四国、九州、琉球列島に生育しています。高木に分類されますが、成長しても10m程度であまり高くなりません。

クロガネモチの葉の特徴

葉は楕円形でやや波うち、深緑色で、表面に光沢があります。モチノキやソヨゴ、ネズミモチの葉に似ていまが、葉柄が赤黒いのが特徴になっています。葉柄の他、若い枝や乾燥した葉の色が鉄(くろがね)の色に似ていることが、クロガネモチの名称の由来と言われています。

4月に新芽を出し葉が生え変わります。5~6月に淡い紫の花が咲き、秋になると真っ赤な6mmほどの球形に結実します。厳寒期に赤い実を付ける庭木としては最大級のもので、花の少ない冬の庭を彩る存在として人気があります。

 

但し雌雄異株なので、雄の株に花が咲いても実がならず、雌の株も近くに雄の株がないと結実しません。実がなる雌株のほうが人気がありますが、実のならない雄株も枝葉が密生するので、目隠しの生垣などに好適です。

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クロガネモチの植え付けや育て方は

病害虫や大気汚染などにも強く、防火性にも優れていることから、公園樹の他、幹線道路沿いの街路樹としても利用されています。名称が「苦労が無く金持ち」を連想することから、縁起が良い木として人気があります。

クロガネモチの植え付けは、暖かい地方であれば春から秋にかけて、いつでも行えます。用土は赤玉土と腐葉土を6:4に混ぜたものか、花と野菜用の培養土を利用します。肥沃な土を好むので、痩せた土地であれば堆肥を混ぜておきます。施肥は2月にリン酸とカリを含んだ化成肥料を与えます。窒素分を控えると花や実の付きが良くなります。

常緑樹で直射日光に強いので、植え付けは日当たりの良い場所を選びます。半日陰でも大丈夫です。寒さに弱いので、冬に冷たい風が通る場所を避けます。風通しが悪いところではアブラムシやスス病が出る事があります。乾燥すると落葉時期でないのに葉を落とすので、水やりのサインとして覚えておくと良いでしょう。

クロガネモチの剪定時期は

クロガネモチの花芽ができるのは6月で、花が終わった直後です。秋は赤い実の鑑賞時期が長く、剪定時期に悩みます。

結局、何時剪定しても花芽を落としてしまうので、いつ行っても構いません。一般的には4月頃に行い、邪魔な枝を落として風通しを良くする程度にとどめます。剪定には木ばさみ、のこぎりなどを使って枝抜きします。但し芽吹く力がとても強いので、強く剪定しても枯れることはありません。