樹木の移植適期はいつ落葉樹と常緑樹

樹木の移植適期はいつ落葉樹と常緑樹

樹木の移植の時期は、落葉樹と常緑樹とではその適期が異なります。

 

通常、落葉樹の場合は葉を落としている冬季に行うことがよく、常緑樹の場合は、いつでも大丈夫です。ただし、枯らすことなく上手に移植させるのには注意したいことがいくつかあります。

落葉樹の移植の適期はいつ

はじめに落葉樹ですが、これは桜や梅、ナツツバキ等が該当します。落葉樹の移植に適しているのは、春先3月下旬から4月上旬の芽を出す前の時期と落葉後の10月中旬から11月中旬です。

 

あまり寒い時期ですと土が凍り枯れてしまうことがあるので避けた方が賢明です。

 

できれば春の時期には6月の梅雨時くらいまでに行うのがいいですが、どうしても無理な時期にやらなければならない時には、葉を殆ど落とし枝だけにするか、歯を少なくして寒冷紗を掛け陽を避けるようにします。

常緑樹の移植の適期はいつ

ツバキやサザンカ、モチノキ等の常緑樹は基本的にはいつでも大丈夫ですが、やはり、寒い時期や猛暑のころは避けます。

 

適期は萌芽前の4月初旬から4月下旬と梅雨時の6月中旬から7月中旬がもっともよいのですが、特に大木の場合は灌水を十分に行います。

 

また、みかん類は特に寒い時期は避けて温かくなりはじめた時期から梅雨時までに行います。

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地域によって違う移植適期

上に述べた時期は関東を基準しています。九州地方では約1カ月早く、関西地方では約半月早く、東北地方では1カ月遅く、北海道では約1ヶ月半遅くと覚えておくといいでしょう。

 

関東地方より北の厳寒期に移植を行うのは無理で、関東地方より南でも厳冬期に行うときは、地上部は寒冷紗や竹等の防寒施設の取り付けをし、根元には敷きわらなどをして保護します。

 

盛夏時の場合には枝を切り詰めるなどをした上で、十分な灌水養生を行い、水枯れを防止することが必要です。

知っていますか?樹木の根回し

また、樹木の活着をよくするために、前もって根を切り、細根を根元付近に発生させるための作業を行いますが、これを根回しといいます。

 

よく会議の根回しをするというのはここから出てきている言葉で、よい結果を得るための下準備をすることを言いますが、根回しの時期は春先がよく、遅くとも秋までに行い、樹木が一番よく活着する時期を探ります。

 

一般に春に根回しを行った樹木は、落葉樹ではその年の秋か翌年の春先に、常緑樹では翌年の春または梅雨時に行うのが良く、根回しは、場合によっては、2~3回に分けて行う場合もあり、移植まで2年近くかけることもよくあります。

 

特に大木や弱っている木、大切な木や根が少ない場合は根まわしをして樹木を保護します。