ブッドレアの特徴と剪定の方法

ブッドレアの特徴と剪定の方法

初夏から秋にかけて長い期間、細長い円錐形の花穂をつける落葉低木がブッドレアです。園芸種も多く、白から藤色、赤紫などの花色があるほか、甘い芳香が漂い、英名ではバタフライブッシュと呼ばれるように、蝶を惹きつけることでも知られます。

 

丈夫で育てやすい花木ですが、生育も旺盛で広がりやすいため、まとまりある姿を保つには剪定が必要です。ブッドレアの特徴と剪定の仕方を知っておきましょう。

ブッドレアとは

ブッドレアは、世界中に広範囲で分布し、その仲間は100種以上になるといわれています。日本では自生しているものにフジウツギなどがあります。

 

園芸品種として栽培されているブッドレアは、ダヴィディー種が中心で、中国が原産の落葉低木です。その年に伸びた枝の先に小さな花をつけてまとまり、円錐状の花房となります。藤色や赤紫、白といった色合いの花で、園芸種として斑入りや小型品種なども栽培されています。

 

花には、甘い芳香が漂い、花期には沢山の蝶が集まります。ブッドレアの名の由来は、イギリスの植物学者バドルといわれますが、植物の英名はバタフライブッシュとして知られています。

ブッドレアの育て方と手入れ

ブッドレアは、丈夫な樹木で土質も選ばず、根が張れば乾燥には強いですが、過湿に弱い面があります。地植えの場合は、水やりの必要はありませんし、鉢植えにしたら、水をやりすぎないように注意が必要です。

 

また、生育が旺盛で根詰まりしやすいため、1~2年に一度はひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。植替えに適しているのは春の3~4月頃です。日当たりと水はけのよい場所を選べば、どんどん育って開花してくれます。また6~7月にかけて、その年伸びた枝先を10センチ程切り取って、挿し木で増やすことも出来ます。

 

暖地以外では、冬季に落葉し、春になると芽吹いて葉が伸びてきます。初夏になると枝先に花穂がついて、大きくなってくればとても見応えがあります。

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花が終わったら、こまめに花柄を摘んでおくことで、長期の開花が楽しめます。基本的に丈夫な花木ではありますが、害虫としては、アブラムシやハダニ、テッポウムシやコウモリガに注意が必要です。

ブッドレアの剪定について

ブッドレアは、場所が定まるとぐんぐん成長して、自然のままだと樹高が3~5メートルにもなります。通常、花木として栽培する場合には、姿を整えるためにも、毎年剪定して2メートルほどに抑えることが多いです。

 

丈夫な樹木なので、剪定は花後から春の芽吹きまで可能ですが、適期は落葉期の2~3月頃がいいでしょう。その年に伸びた新枝咲きなので、剪定で花がつかなくなるという失敗もなく、初心者の方でも育てやすいのではないでしょうか。

 

まとまりよい姿で大きな花を咲かせるためには、冬に地際で数節程度残して、バッサリ切り戻す強剪定がオススメです。また、枝葉が茂って込み入ってきた場合は、徒長枝や根元からのひこばえなどを落とす剪定をして風通しをよくしてもいいでしょう。ブッドレアは、一年中剪定が可能ともいえますが、花を楽しむためには、開花前の時期は避けます。樹高だけでなく横幅も広がるので、いずれにしても剪定は必要です。

ブッドレアを楽しむために

ブッドレアは、根が細いため、一度地植えにすると移植が難しい樹木です。庭植えする際には、縦だけでなく横にも広がることを考慮してスペースをとりましょう。また、鉢植えの場合は、剪定をして大鉢仕立てにすることも可能ですが、生育が旺盛なので剪定や鉢ましの手入れが必要になります。

 

最近は、矮小性の小型品種もありますから、色や姿の好みによって園芸種を選んでみるのもいいかもしれません。変わったところでは、定番種のダヴィディーとは違った、原種同士の掛け合わせで出来たシルバーリーフが美しい小型の品種もあります。

 

また、大きく育った花穂を切り取って、切り花として花瓶に活けて楽しむことも出来ます。部屋にも芳しい香りが漂うでしょう。ブッドレアは見応えのあるゴージャスな花木に育ちますが、初心者にもオススメの木の一つといえるのも魅力です。